さくら(仮) さまへ [WEB]
さくら(仮) さまへ
お知らせもなにもなく、閉鎖されたあなたに、伝わることはないでしょうが、ここで手紙を書きたいと思います。
最初から変なサイトでした、あなたのサイトは。なぜって、そりゃもう拡張子がついてないままUPして、ソース文しかみえないようなサイトでしたから。8ヶ月間もサイトをやっていたそうですが、どうしてそのことに誰も気づかなかったのか、どうしてそれに気づいても直そうとしなかったのか、不思議でしょうがありません。
あなたのことは嫌いではありませんでした。
はじめのころはなおそうと一生懸命アドバイスを聞き入れ、いろいろとやってましたもんね。ただ、そんなに保存形式を「.html」にするのが難しかったのかなぁと、閉鎖されたあとに思うのです。
別に低年齢の人間にネットをするなとは言いません。中学生なら、当然自分のやってることくらいわかるだろうと判断してお付き合いをしてきました。
ふと閉鎖の原因は私にあるのだろうなぁと思うわけです。私が、サイトに「.html」がついてませんよと言ったからかなぁ、と。他にも原因はあるんでしょうが、私もきっかけかなぁ、と。
ただ、それまでにやりとりしていたメールなんかの関係すらも捨てて、閉鎖するほど、「.html」がついてないことを言うのはおかしなことだったんでしょうか。
もしかして、HTML形式で保存しちゃいけないPCだったのかしら、とよくわからないことまで考えてしまうほど、悩んでしまいました。
無知は罪ではない、年若い者は年上の人間どもをこき使うくらいに聞けばいいのに。もっともっと、教えてとさえ言ってくれれば、教えられたのに。
無知が罪ではないということすら、わかってもらえなかったのでしょうか。
正直、なにも言わずにサイトを閉鎖されたことも、結局HTMLというのを理解せずに閉鎖してしまったことにも、なにもかもに混乱しています。
「わたしが我慢できてないから」
その一言で消えてしまうことが、もう世代が違う私にはわからないのです。
温度差なのでしょうか。執着心のちがいなのでしょうか。
彼女にとってインターネットとはそんなものなのでしょうか。
少々、インターネットのなかでも特殊なサイト関係でした。
(低年齢のサイトに詳しいかたならご存知だとは思いますが、ふみコミュニティというようなところを見ていただくと、素材募集だのモデル募集だの、自分のサイトに飾るアイテムを他者から提供してもらってそれを配布するという……なんじゃそりゃ、な世界があるのです。)
あなたのリンクをはずしながら、思うのです。
なにが本当は、あなたのためになったのか、と。
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