アイデン & ティティ さまへ [俳優・映画・TV]
アイデン & ティティ さまへ
家でぼんやりビールを飲んでいるときに、父親が借りてきたDVDがあなたでした。
本当は映画館で見たかったんだってさ、父は。そりゃ私は、映画の存在はしってました。テレビでけっこうなんだかんだーとやっていたし、宮藤官九郎なんだーと。でも、それくらいの興味でした。
正直、ぶっとんだのですよ。
えぇと、なんでなんでなんで、主人公はどうしてブルースハープと会話してるんだ、ってね。暴走してる、と思いました。
幻聴がきこえてるんだろうなぁとか、はたから見ていればそんな感じです。
会話して悩んで悩んで、歌って。
でも、なんだろう陳腐な表現だけれども、ロックの神様って本当の心の声みたいなものなんでしょうね。
バンドブームと、売れる曲そして歌いたい曲。
それは誰にでも共通する悩みだと思うのです。人間本当にやりたいことなんて、できないし、やってるうちに歪んでいくことも多いし。
いまのお笑いブームも、いまの勝ち組というか音楽をやる人も。きっと同じ悩みが、ごろごろしてるでしょうね。
ブルースハープと会話してやがるぜ、こいつ。
そんな風に思ったあとすぐに、父があなたを見たがっていた理由がわかりました。
ロックの神様の音が、聞こえてきたんですもの。
息の仕方を知ってるなんて奇跡だぜ。
アイデン & ティティ(映画)
公式サイト http://www.iden-tity.com/
こんばんは。
この映画、お父さんはどんな感想でしたか?
by ken (2005-04-11 02:31)
人生の半分以上、それも青春時代からディランに傾倒していた人間には、自分と重ねることができたようです。
by loveletter (2005-04-11 09:00)
そうかあ。ディラン派にも「たまらない」映画なんですね。
by ken (2005-04-11 13:06)